業界知識

23.02.17

【PvE/PvP】違いを徹底解説!

ゲームは1人でのんびりと楽しめるものからリアルタイムで複数人のプレイヤーと対戦するものなどさまざまな形態がありますが、そのジャンル分けで使用されるワードが「PvE」と「PvP」です。
本記事では、PvEとPvPの違いや代表作、それぞれの魅力などをご紹介します!

PvEとPvPってどういう意味?

まずは、PvEとPvPとは何を表すのか説明していきます。

PvEは「対CPU」

PvEとは「Player versus Environment」の略で「プレイヤー(人)対環境(CPU)」という意味をもち、プレイヤーがコンピューターで操作されている敵(CPU)などと戦うゲームです。(Player versus Enemyの略で「プレイヤー(人)対敵(CPU)」と言われる場合もあります。)

1人でプレイするのはもちろんですが、オンライン環境を利用して複数のプレイヤーと遊ぶこともできます

PvE作品例 :『モンスターハンター』『バイオハザード』『ゼルダの伝説』など

PvPは「対人間」

PvPとは「Prayer versus Player」の略で「プレイヤー(人間)対プレイヤー(人間)」という意味で、プレイヤーがリアルタイムで別のプレイヤーが操作する敵と戦うゲームです。こちらも1人でも複数でも遊ぶことができます

FPSなどのオンライン対戦ゲームを指すことが多く、eスポーツとしても発展しています。

PvP作品例 『League of legends(LoL)』『Apex Ledends』『VALORANT』など

PvEとPvPにはプレイスタイルの違いがある!

先ほど挙げたPvEとPvPの作品例をご覧いただくと、なんとなくゲーム性や操作性の違いが分かるかと思いますが、具体的にはどのような部分で違いがあるのでしょうか?
ここでは、ゲームの始めやすさと、プレイするときの考え方の違いをご紹介します。

ゲームの始めやすさ

ここでのゲームの始めやすさとは、「初めてそのゲームをプレイした人のプレイのしやすさ」を指します。

PvE

PvEは初めの段階では基本的に難しい操作は必要なく(初めは「ジャンプ」や「走る」のみなどで、徐々に必要な操作が増えていくイメージ)、またそのゲームに対する専門的な知識はあまり必要ありません

もちろんゲームを進めていくにあたって知っているとより楽しめる情報や裏技などもありますが、知らなくても十分に楽しめるでしょう。

そのため、小さい子供やゲーム初心者の方、「難しいキャラクター操作は苦手」という方でも比較的楽しみやすいジャンルといえるでしょう。

PvP

一方PvPは、PvEと同じように初めにチュートリアルはあるものの、操作は徐々に増えるわけではなく最初から揃えられています。まずはたくさんあるキャラクターの操作方法を習得するところから始まります。

また、FPSゲームではキャラクターの能力や相性、マップなどあらかじめ知っておかないとゲームを楽しみきれない要素もあります。もちろんゲームをプレイしているうちに自然と身につくものではありますが、PvEに比べると予備知識がプレイに影響しやすいといえます。

そして、FPSゲームはゲーム経験によってプレイの上手い下手がとても顕著に現れるため、キャラクター操作に慣れない初心者は、なかなか相手が倒せなかったりしてつまらなく感じてしまうという恐れもあります。(多くのゲームでは「ランク」や「レート」があり、オンラインプレイの場合自分と同じくらいのレベルのプレイヤーとマッチするようになっているので、初心者は初心者と戦えるようになっています。)

PvEに比べるとややハードルが高く感じられますが、コンピューター相手に練習できる機能があるゲームもありますのでそういったところから練習を始めるとよいかもしれません。

ゲームをプレイするときの考え方の違い

PvE

PvEのアクションやRPG要素のあるゲームでは、基本的に敵の行動を見て「事後」での対処を行うか、ある程度決まっているパターンを頭にいれておいて発生したときに対処する、という考え方がよくされます。

例えば、事後の対処は
「Aという敵の攻撃はビームを打ってくるもので、それが当たる範囲はこれくらいだ。」という事実がわかる

「攻撃を受けないために自分はこのくらいの距離から攻撃しよう」という対策をとる
という感じです。

プレイを重ねることでキャラクターが死んでしまうといった致命的なミスを回避しつつ効率よく敵にダメージを与えるといったプレイができるようになります。

PvP

PvEが事後での対処であるのに対し、PvPは「先手」の対処が必要になります。FPSゲームの場合、キャラクターが持つ能力や武器の効果を知った上で「こういう状況ではこういう手を打ってくるかもしれない」という事前判断(予測)をし、自分の行動を決めていきます。

こちらも例を挙げると「このマップはところどころに高い建物があるから、そこに近づく場面では、敵は高い位置をとって自分たちを狙ってくるかもしれない」という事前判断(予測)をし、「相手にとられる前に自分たちが高台をとろう」「上から狙われても対抗できるように空を飛べるキャラクターを使おう」といった行動を決める、という感じです。

ゲームの始めやすさの部分でも触れましたが、このような考え方は経験と知識に大きく左右され、すぐに身につくものではありません。またマップやキャラクターの能力は頻繁に変更されることもあるので、常にその変化に対応する必要があります。

PvEとPvPの魅力は?

PvE

PvEの魅力はなんといっても「自分のペースでのんびりと楽しめる」ところです。PvEゲームはセーブ機能があるものが多く、プレイの途中でもいったん中断しまた好きな時に再開できます。最近は『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』や『原神』といったオープンワールド(マップがとても広く行動範囲も広いので、プレイの自由度が高いもの)のゲームが人気で移動や攻略法の自由度も高く人気です。

そして複雑な操作や予備知識があまり必要なく、老若男女問わずプレイしやすいというところも魅力です。

PvP

PvPの魅力は「リアルタイムならではの緊張感」です。FPSゲームはリアルタイムでたくさんの人が戦っています。PvEの緊張感とも少し違う、不利な状況から「最後の最後で逆転できる」というリアルスポーツのようなハラハラ感が味わえます。

また、YouTubeやTwitchで対戦の様子を配信するようになったことで、リアルスポーツの中継と同じように、たくさんの人がその試合を観戦し緊張感を共有できるのも魅力といえます。実際に2018年に開催されたLoLの世界大会「2018 World championship」の視聴数は9,960万人を記録しています!

他にも、自分の成長や上達が見えやすいというのも魅力です。対人戦の場合「ランク」や「レート」と呼ばれるレベルの指標があり、勝利を重ねたりプレイ回数を増やしていくことでランクやレートが上がります。このように自分の成長が目に見えるので達成感を感じやすいといえ、ゲームをプレイするモチベーションにもなりそうです。

まとめ

本記事では、PvEとPvPの違いや魅力についてご紹介してきました。どちらもゲーム性が異なり、それぞれに魅力ややりがいがあります。

なかには1つのゲームでPvEモードとPvPモードがあるものもありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

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