業界知識

23.12.27

【WEBTOON用語解説】生まれも消費もデジタル?「ボーンデジタル」って何?

近年ではさまざまなもののデジタル化が進んでおり、紙媒体で親しまれていたマンガも、デジタルで読めるだけでなくWEBTOONとして新たなスタイルを確立しています。
今回はWEBTOONのように「デジタルで生まれデジタルで消費される」コンテンツである「ボーンデジタル」について解説します。

WEBTOONとは

WEBTOONは韓国発のデジタルコミック、ウェブコミックのことを指します。

縦にスクロールしながら読める点が特徴であり、ほとんどのWEBTOON漫画はフルカラーで表現されています。スマートフォンで読むのに適した形になっている点も特徴であり、コロナ渦における巣ごもり需要の影響で「家から出ずにマンガを読める」「スマホに対応した縦読みがおもしろい」と国際的に人気が出ました。

ここ最近は日本でも大きな注目を集めており、多くの国内企業がWEBTOON業界に参入しています。

「WEBTOON」という名前は、NAVER社の登録商標ですが、本記事内では縦スクロール型漫画を指す言葉として、世界中で広く浸透しているWEBTOONという言葉で説明します。

基本用語「ボーンデジタル」とは

ボーンデジタルとは、印刷されたメディアを持たず、開発・作成の段階から消費までの一連の流れを電子メディアのみで存在するもののことを指します。つまり「始めからデジタルコンテンツとしての消費を前提としているものや、そのような制作スタイル」ということです。

デジタル(電子体)のみで発行される電子書籍やウェブサイトが該当し、WEBTOONもボーンデジタルにあたります。

どのようにして経済効果を出している?

ボーンデジタルは、人気のあるコンテンツを元のコンテンツとは別の媒体などにライセンスアウト(メディアミックス)することで、収益を挙げる範囲を大きくしています。

ライセンスアウトとはIP(知的財産)に関わる商標や著作を貸し出すことを言い、WEBTOON作品である『女神降臨』が、その人気ぶりからそのままドラマ化したことなどが例です。

電子書籍として刊行され、一部社会現象にもなった『明日、私は誰かのカノジョ』はコミック化・ドラマ化・グッズ化し、さらに知名度やファンを獲得しました。また、WEBTOONを中心としたボーンデジタル作品は、ライセンスアウトした後も原作を無料で公開し続けることも特徴の1つと言えるでしょう。

まとめ

WEBTOONは制作から読者が読むまですべてデジタルで完結しているボーンデジタルです。デジタルと非デジタルでは同じモノを作るにしても工程がやや異なります。そのため、WEBTOONに関する求人の一部では、ボーンデジタルに関わった経験(制作経験)があると優遇される場合があります。

個人製作の範囲でもアピールできる可能性は十分にありますので、ボーンデジタルに関わる業務に興味がある方は、ぜひ制作から提供、消費までデジタルでチャレンジしてみてください!

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