ゲーム制作といえば！多機能で高性能な3DCGソフト「Maya」を徹底紹介

Mayaとは

Maya（マヤ）は、AOUTDESK（オートデスク）社が開発した3DCGアニメーションソフトです。3DCGに必要なモデリング・アニメーション・レンダリングなどの手順すべてをサポートしています。

Mayaを使用したゲーム作品は、『バイオハザード7』や『コトダマン』などがあります。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

参考：Maya公式サイト
https://www.autodesk.co.jp/products/maya/overview?term=1-YEAR&tab=subscription&plc=MAYA#maya-intro

Mayaの使用用途は幅広く、さまざまなジャンルのユーザーが使用しています。Mayaはプロの現場で使用されている「ハイエンドクラス」のソフトで、3Dアニメーションキャラクターの作成から製品の動作シミュレーションまで幅広い機能が搭載されている、高機能かつ多機能なソフトです。

Mayaの特徴

数ある3DCGソフトの中でもMayaは大きなシェアを占めています。具体的にどのような特徴があるのか5つご紹介します。

1. ツールが豊富

Mayaの大きな特徴の一つとしてツールセットが豊富な点が挙げられます。Mayaは初期の段階からツールが豊富に搭載されているので、表現の幅が広がることでより効果的なアニメーションやキャラクター作成が可能です。

加えて、みなさんがよく使うツールが一人一人あると思いますが、探すのに手間取ったり、時間がかかってしまう経験はないでしょうか。Mayaには豊富なツールセットの中から自分の使いたいツールにすぐアクセスできるショートカット機能があるので、この機能を使うことで制作スケジュールの効率化が図れます。

2. 拡張性がある

ソフトを拡張できることも特徴の一つです。スクリプトから新たな機能を加えることができるので、自分でプログラムを設定することによって、他のソフトとは異なる高性能なソフトにできる可能性を秘めています。

3. 操作が直感的

複雑なコマンドがなく、直感的な操作でモデリングすることができる点が使いやすいと感じるポイントです。これから3DCGソフトを学びたいと考えている人にとっては始めやすいソフトであると言えます。

4. レンダリングソフトが付属している

Mayaにはレンダリングソフトである「Arnold（アーノルド）」が付属しています。3DCGソフトであるMayaとレンダリングソフトであるArnoldを併用することで、複雑な背景やキャラクターでも簡単な操作でリアルな表現にすることができます。

5. 動作環境に制限がない

MayaはWindowsとMacの両方に対応しています。3DCG業界のワークフローがWindowsになっていることなど、Macが少し使いづらい状況にある中、両方に対応していることで、WindowsとMacの間でデータの共有などが可能です。また、自分のパソコンのOSに関係なく始められます。

気になる価格や学習方法

高すぎる？Mayaの気になる料金プラン

Mayaの料金プランは契約する期間によって異なります。

・1か月契約　36,300円(税込)
・1年契約　　286,000円(税込)
・3年契約　　815,100円(税込)
（2022年10月現在）
となっておりますが、学生は無料でダウンロードできます。
他のソフトと比べたら高いと思うかもしれませんが、搭載されている内容などを加味すると値段相応であると言えるでしょう。

もし高いと感じた方は、「Maya Indie」「Maya LT」は年間42,900円(税込)で使用することができるので、そちらも検討してみてください。搭載されている機能はMayaとそれほど変わりません。

しかし、Maya Indieを使用するには以下の条件が必要です。
・クリエイティブ制作による年間総収入が1500万円以下である
・100,000ドルを超えるプロジェクト制作には使えないこと
・ダウンロードできるのはユーザー一人か一つの組織につき一つのみであること

また、Maya LTはレンダリング作業ができないため、CGで映像制作にも使用したいという人には向いておらず、注意が必要です。

習得難易度は高い？

Mayaの習得方法には、独学で習得する方法とスクールに通う方法があります。比較的参考書は販売されているので、独学で学習する環境は整っていると言えます。チュートリアル動画なども豊富にあるので、そちらで学習することもできます。

しかし、さまざまな機能が搭載されているので、学習するハードルは高いでしょう。不安な人は費用はかかってしまいますが、スクールに通う方法も検討してみてください。

Mayaを使いこなせるようになると

Mayaを使いこなせるようになることで、3Dデザイナーとしての道が開けます。また、ゲーム業界だけでなくアニメ業界の仕事などにもMayaのスキルを活かすことができるので、身に付けておくことで選択肢の幅は大きく広がるでしょう。

まとめ

Mayaは習得すればゲームクリエイターにとって大きな武器になります。ソフトウェアに対する情報量が他のソフトと違って多いので、不具合などが起きた場合はすぐに調べることで解決しやすいです。

特にゲーム制作やアニメーション業界では3DCGが重宝されていて、ゲーム業界だけでなく、アニメーション制作にも携わることができます。これから3DCGソフトを身に付けたいと考えている人は検討してみてはいかがでしょうか。

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