
3Dデザイナーが扱う3Dソフトは多岐に渡りますが、その中で「Lightwave」というソフトがあることをご存じでしょうか。一時期アップグレード配信が止まってしまうことがありましたが、2020年の春頃に新しいアップグレード版がリリースされました。
今回は3DCG制作ソフトであるLightwaveについてご紹介します!
Lightwaveとは
Lightwave(ライトウェーブ)とは、アメリカのNewTek(ニューテック)社が開発・販売を行う3DCG制作ソフトウェアで、モデリングからアニメーションまで制作することができます。日本国内の販売は株式会社ディ・ストームが行っています。
Lightwaveの大きな特徴は2つあります。
「Modeler」と「Layout」の二つのソフトに分かれている
最近の3DCGソフトは全ての機能を一つにすることで効率化を図っていますが、その場合その容量に耐えられるようなスペックのPCを購入する必要があります。
一方Lightwaveは、形状作成を行う「Modeler(モデラー)」というソフトと、アニメーション・レンダリングを行う「Layout(レイアウト)」というソフトに分かれています。そのため、メモリの圧迫が少なく快適な操作を可能にし、高価なPCを購入する必要がなくなります。
また、Modelerで作ったモデルをLayoutで読み込んでアニメーションを付けるという流れなので、アニメーションを付けるタイミングで不具合が見つかった場合、簡単に修正できます。他のソフトの場合、少しでも修正すれば設定が崩れてしまったりする場合があるので、すぐに修正できるのは作業効率の面から見ても強みと言えるでしょう。
操作が直感的
他のソフトと比べて直感的なツ―ルが多いことも特徴です。一般的な3DCGソフトは高度な作業ができる反面、操作が複雑な場合がありますが、Lightwaveの場合はマウスをドラッグするだけで3Dモデルの頂点を動かすことが出来たり、明るくしたい場所を0%から100%の間で設定するだけで簡単に明るさを調節できます。
Lightwaveの料金プランを他の3DCGソフトと比較!
lightwaveの料金プラン
Lightwaveの料金プランは以下の通りで、バージョンごとに値段が異なります。
- 通常版 173,800円(税込)
<3rd Powersプラグインバンドル製品の場合、239,800円(税込)> - アップグレード版
Lightwave2019からアップグレードする場合:75,680円(税込)
<3rd Powersプラグインバンドル製品の場合、141,680円(税込)>
Lightwave2018以前からアップグレードする場合:86,680円(税込)
<3rd Powersプラグインバンドル製品の場合、152,680円(税込)>
※価格は2022年12月現在、為替の変動により価格が変わる可能性があります。
※3rd Powersプラグインバンドル製品とは、3rd Powers社のプラグインセットが含まれているソフトのことで、Lightwaveの標準機能を強化するために備わっています。
購入するには、家電量販店に代表されるような全国のLightwave取り扱い店舗で購入するほか、ディ・ストーム社の公式オンラインサイトである「E@STORM」で購入できます。詳しく知りたい人は下記の公式サイトを参考にしてください。
ディ・ストーム公式サイト Price
https://www.dstorm.co.jp/lw2020/price.html
また、2022年10月1日から2023年1月31日の間の期間限定で、クロスグレード対象製品を持っていると、新規通常版が129,800円(税込)、3rd Powers プラグインバンドル製品の場合195,800円(税込)で購入できます。詳しくは下記のURLを参考にしてください。
クロスグレードプロモーション期間限定実施中
https://www.dstorm.co.jp/campaign/lw2020-crossgrade-promotion
他の3DCGソフトと比べると
Lightwaveは、新規で購入した後にアップグレード版が出るたびに金額を支払う料金体系をとっているので、月額制や年間制をとっている他の3DCGソフトと金額を比べることは難しいですが、Mayaと3dsMaxは最安値で1か月あたり22,600円ほどであるのに対し、Lightwaveの最新版であるLightwave2020はリリースされてから2年ほど経っていますが、1か月あたり7,200円ほどです。
比べてみると、他のソフトよりもかなり安いことが分かります。性能の面ではMayaや3dsMaxと比べて劣る部分もありますが、初心者の方には手を付けやすいソフトであると言えます。また、アンケートに答えると通常版を30日間無料で体験することができるので、まず無料で試してみてから購入を検討することをおすすめします。
Lightwaveを学ぶには
Lightwaveを学ぶにはスクールに通う方法と、独学で学ぶ方法があります。
スクールで学ぶ方法では専門的なスキルを身に付けることができるので、非常に有効です。費用はかかってしまいますが、分からないことがあればすぐに尋ねることができるので、疑問をすぐに解消できます。
独学の場合、スクールよりも安い費用で学ぶことができます。Lightwaveに関する書籍や参考書は多く出回っているので、調べてみると良いでしょう。また、ディ・ストームの公式サイトには無料で視聴できるチュートリアルや、有料で視聴できるオンラインビデオが掲載されているので場所に縛られずに学びたいという人は独学がおすすめです。
3DデザイナーならLightwaveは学んでおこう!
Lightwaveは主に3Dデザイナーが使うツールです。3Dデザイナーは需要が高く、Lightwaveが使いこなせることが推奨されている求人もあるので、ゲーム業界ではまだまだ需要があるツールと言えます。
Lightwaveは未経験でも始めやすいので、ゲーム業界未経験またはゲーム業界内で転職を考えていて、転職先として3Dデザイナーを検討している人はLightwaveを使いこなせるようになると良いでしょう。
現在別の3DCGソフトを使いこなせているという人でも、さまざまな3DCGソフトを使いこなせるようになることで周りと差別化でき、自分の市場価値を高めることができるので、転職を有利に進めたい方はさまざまな3DCGソフトを使いこなせるようにしましょう。
まとめ
LightwaveはMayaなどと比べるとシェア率は高くありませんが、Lightwaveでの制作経験が必要な求人も存在します。特に、初めて3DCGソフトを学ぶ人にとっては直感的に操作できるので初めやすいです。
ソフトが二つに分かれていることは非効率なのではないかと考えもありますが、3DCGデザインの工程を詳しく知りたい人にとっては一つ一つを細かく作業できるので、分かりやすく学ぶことができるでしょう。また、全ての機能が一つに統合された3DCGソフトを使う際にも、Lightwaveで学んだことを活かせるはずです。
3Dデザインをこれから学びたいという人はLightwaveを使いこなせるようになり、3Dデザインについての学びを深めていってください!
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